ダイキン《The Art Line》レポ|アートになるエアコンで空間を彩る新提案が素敵すぎる

お仕事でたまたま訪問したダイキン工業のショールームで素敵なエアコンに出会いました。それがこちら。まるでアート作品のような家電ブランド「The Art Line(ジ・アートライン)」
そのコンセプトは
“家電というキャンバスにアートな体験を。自由な発想で感性のままに空間を創る。”
インテリアの延長線上に家電がある、そんな新しい暮らし方を体現するプロジェクトが、ついにスタートしたとのことでご紹介させていただきます。これは興味深々です!
インテリアコーディネーターとしての率直な感想
この取り組みが素晴らしいと思えるのは、「空気・空間の価値を上げる」というテーマが、単なるインテリア性の追求にとどまらず、日々の暮らしそのものに目を向けているところです。
正直、エアコンは生活に欠かせない必需品ではあるけれど、「空間をつくる」という視点から見ると、いままでそこに“美しさ”や“感性”を求める余地は少なかったように思います。
なくてもいいけど、あったらもっと暮らしが美しく、素敵になる。
The Art Lineのプロダクトには、そんな“余白の豊かさ”が詰まっています。
空気を整えるという機能だけでなく、空間を彩る存在へ――まさに、エアコンが“文化”になるという感覚。
暮らしを丁寧にデザインしたいすべての方に、ぜひ一度体験していただきたいと心から感じました。

ジ・アートラインとは?
「The Art Line」は、エアコンや空気清浄機の“顔”ともいえる正面パネルを、アート作品や伝統工芸で彩り、インテリアと調和させることで「空間そのものの価値を高める」ことを目指す新ブランドです。

第1弾ラインナップ
- 薄型ルームエアコン risora(リソラ)
- 加湿ストリーマ空気清浄機(70タイプ)
正面パネルのデザインは全部で57種類。
以下の3シリーズに分かれて展開されています。
- ART(アート):障害のある作家とのコラボレーションなど、個性あふれる芸術作品を採用
- NATURE(ネイチャー):木や石など自然素材をイメージした質感
- BLEND(ブレンド):空間に自然になじむ色や風合いにこだわったデザイン
全てが受注生産で、一品一様の特別感。大量生産では味わえない、唯一無二の空気感が魅力です。

フーハ東京で「空間と調和するエアコン」を体験できます
インテリアにマッチしたエアコンをご検討でしたら、せっかくですので実際にその魅力を確かめていただきたいな、と思います。
西新宿にあるショールーム「ダイキンソリューションプラザ フーハ東京」へぜひ、足を運んでください。予約不要で自由に入場できます。
受付で「The Art Lineが気になって」と伝えると、「リソラ」のコーナーに案内してくださいます。そこには、まるでギャラリーのように美しく並んだカラーパネルがご覧いただけます。


リソラは、幅798mm・奥行き185mmという超薄型設計で、どんな空間にもすっとなじむ佇まい。壁紙サンプルを入れ替えてパネルとの相性をチェックできるブースや、照明を昼白色と電球色に切り替えて実際の雰囲気を確認できる演出など、インテリアとの「調和」を考え抜いた展示。新鮮な驚きと感動でビックリしました。女性でも簡単にパネルを交換できるのも魅力です。


risoraの進化の歩み
- 2017年:「理想の空間」=リソラとして初代モデルが登場(カラバリ7種)
- 2019年:「risora custom style」開始。600色から自由に色を選べる塗装サービスが話題に
- 2020年:インテリアデザイナー網村眞弓氏×サンゲツとの共同企画で新ラインナップ追加
- 2023年モデル〜:パネルの取り外しが可能に。ユーザー自身でパネルを付け替えできるように
これまで機能性が重視されてきたエアコンが、「空間デザインの一部」として新たな進化を遂げているのが分かります。

ヘラルボニーとのコラボレーション:アートと福祉の交差点
The Art Lineの中でも注目なのが、「ARTシリーズ」でのヘラルボニーとのコラボレーションです。
ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに、障害のある作家のアートを社会に届けるクリエイティブカンパニー。このシリーズでは、就労継続支援B型事業所に通う作家の作品が正面パネルとして採用され、単なる“商品”ではなく、“作品”としてのエアコンが誕生しています。

空間をつくる、“最初の一歩”としての家電
ショールーム内には、ヘラルボニーのアートとともにコーディネートされた空間展示が印象的。森をイメージしたインテリアに力強く飾られた作品たちは、「アートから始める空間づくり」の可能性を感じさせてくれます。
空調機器という“機能的な存在”が、空間の雰囲気や過ごし方を左右する“感性的な存在”へと変わりつつある今。The Art Lineの提案は、暮らしやインテリアを大切に思う方にとって、新しい発見となるはずです。


価格の目安と購入方法
いずれもフーハ東京・フーハ大阪での限定販売。
注文から納品までは約2カ月と時間はかかりますが、そのぶん丁寧な製品づくりが感じられます。
参考価格(税別・本体+パネル)
- risora(4kWモデル・約14畳向け):21万円前後
└ パネル価格:ART 6万円前後 / BLEND 3.5万円前後 / NATURE 4.5万円前後 - 加湿ストリーマ空気清浄機
└ ART 11万円前後 / BLEND 8万円前後 / NATURE 9万円前後

最後に:空気・空間の価値を上げるという選択
私たちの暮らしの中で、空気は目に見えないけれど、確実に空間の質を左右する存在です。
そこにデザインの力を掛け合わせることで、“空間そのものの価値”が確かに変わる。
The Art Lineは、「空調」から「空間体験」へと進化する一歩。
家電を“選ぶ”のではなく、“選びたくなる”時代へ。
感性に響く、暮らしの選択肢の一つとして、ぜひ一度体感してみてはいかがでしょうか?
ダイキン 自由な発想で、感性のままに空間をデザインする新ブランド
『The Art Line(ジ・アートライン)』https://www.daikin.co.jp/press/2025/20250117
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