九份茶坊が最高すぎた|九份の老街・陰陽海・巡る台北2泊3日【後半】
九份の喧騒と、九份茶坊の静けさに包まれた時間
こんにちは。ととのえりです。
海を見て、陰陽海や十三層遺址をめぐったあと、
私たちは九份(ジウフェン)へ向かいました。
朝が早すぎたし、LCCの便で睡眠不足。
正直、私はうフラフラで(夫は元気)
「行かなくてもいいよ…私、けっこう限界よ…」
なんて思っていたんです。
こういうところ、年齢を感じるわよねー。(笑)
でも、連れてきてもらって本当に良かった。
着いた瞬間、まず 「えっ、九份ってこんなに賑やかなの?」 と驚くほど。


かつて “山に9軒だけ家があった” という逸話から素朴な山村を想像していたのに、
実際の九份は、細い道の両側にお店がぎっしり並ぶ活気そのものの街。
そこを人でぎゅうぎゅうの細い道を歩きます。(笑)
ドライバーさんによると、金鉱の街から観光の街へと発展し、
多くの住民が商店で生計を立ててきた歴史があるため、
この独特のにぎわいが生まれたそうです。
そして九份では、お店の上がそのまま住居になっている家も多く、
“生活と商売が一体化した街” という雰囲気があるのも特徴らしい。
最近は山を下りたエリアに住んで通いで商売する人も増えていて、
生活用品はふつうに下の街でまとめ買いするのだとか。
まぁ、そうだよね〜!(笑)



■ 九份茶坊で過ごした、忘れられないお茶時間
そして、立ち寄ったのが 九份茶坊(Jioufen Teahouse)。
ここが本当に素敵だった。
間口は細いのに、中へ進むと驚くほど広く、
地下へ続く吹き抜けの造りがなんとも贅沢。
入ってすぐ左側には茶葉の販売コーナーがあり、
パッケージに描かれた女性そっくりの日本語ペラペラなマダムが
丁寧におすすめの茶葉を紹介してくれました。






ドライバーさんが通訳してくれたおかげで、
気に入ったお茶を3つ購入。
さらに奥へ進むと、地下へと降りられるスペースがあり、
そこには 茶器でつくられた階段状の噴水 が!
段々から水が流れ、その下で錦鯉がゆったり泳いでいて、すごい!
「わぁ!!!なにこの贅沢な空間…!」とびっくり。
“こういう場所、来たかったのよね…” と心の中で何度も頷きました。

そこからテラス席でお茶へ。
高台から眺める景色を背景に、夕方の風を浴びながらのお茶時間。
日曜日で老街は激混みだったけれど、
夕方に行ったおかげか思ったより待たずに入れたのもラッキーでした。
■ 台湾のお茶文化にどっぷり浸かる
日本と違って、ここでは 一種類のお茶で4人分くらい十分楽しめるんです。
テーブル中央には鉄のポットがずらっと湯せんにかけられ、湯気の迫力が圧巻。
香りに包まれながら、みんなで会話しつつお茶を味わう——
この“時間を味わう文化”が、本当に心地よかった。
そして、最初の一杯はお店のイケメンスタッフが丁寧に注いでくれるんですが、
そのときの会話が気が利いているうえに、距離が近いのよ。
顔が近い!うれしい!!(笑)
優しい声でふんわり話しかけてくれるから、その瞬間だけでも最高の気分でっす!



淹れ方にもルールがあって、
最初は 40〜50秒、2杯目は 10秒、3杯目以降は 5〜10秒ずつ蒸らし時間を増やしていく。
この蒸らし時間の違いで味が変化していくのが面白くて、
「お茶ってこんなに奥深いのね」と感動しました。
そして、うちの夫はお酒を飲まない “お茶男子”。
今回の台湾でいろんなお茶を飲めたのが本当に嬉しかったようです。




■ 夜の九份は想像以上のカオス(でも絶景)
さぁ、台北へ戻って夜ごはん…と思ったのですが、
ここで本番が待っていました。
夜の九份、想像の10倍すごい。
ライトアップされた街並みが美しすぎるせいか、
人、人、人で前に全然進めない!
細い階段をくねくね降りながら、
ノスタルジックな景色に目が追いつかないレベル。
普段こういう“スーパー観光地”に行かない私たちは、
もうヘトヘト。(笑)
でも、こういうのも旅の醍醐味よね。
「あれ?」と思ったら駐車場に着いていて、
地元のドライバーさんのおかげでスムーズに脱出成功。
自分たちだけで車で来ていたら、
絶対どこに停めればいいかわからなかったと思う。
周りを見ると、観光客のほとんどが バス移動。
九份はやっぱりバスかツアーで行くのが安心です。
不思議な世界にタイムトリップする時間。ぜひ、楽しんでくださいね!

■ 九份茶坊(Jioufen Teahouse)
九份老街の中にある、百年以上の古屋敷を改装した茶藝館。
「茶・陶・画」をテーマに、台湾茶を味わいながら、
陶器や絵画を楽しめるアート空間。
窓からは山と海が広がり、夕方は特に雰囲気抜群。
旅の疲れも癒される、九份屈指の落ち着けるスポットです。
ととのえりBlog
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