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横長リビングでテレビはどこに置く?掃き出し窓がある間取りの正解レイアウト

暮らし設計

窓の前しか、テレビが置けない…。

横長リビングの間取りでは、
ここで苦戦していらっしゃる方も
多いのではないでしょうか。

こんにちは。

インテリアコーディネーターのととのえりです。

先日、
友人の熱海の別荘に招待してもらいました。

高台に建つリゾートマンションで、
海がスコーンと抜ける景色。

窓の外には、
「これぞ別荘・・・!」という素晴らしい眺めが広がっていて、
本当に素敵な物件でした。

ただ、
ひとつだけ気になったことがあります。

そう、
横長リビングのテレビの置き場問題です。

友人のお部屋はこんな間取りでした。

横長リビング、実はレイアウトが難しい

今回のお家は別荘なので、
そこまで家具は多くありませんでした。

それでも掃き出し窓の前にある
「テレビの収まりが、なんとなく悪い」
そんな違和感がありました。

これ、
別荘に限らず
普通の住宅でもよくある間取りですよね。

横に長いリビング。
バルコニー側に大きな窓がドーン。

一見すると
明るくて開放的。

でも実は、
インテリアのレイアウトの自由度はかなり低い間取りです。

窓からの景色 TVで遮るにはもったいない でも・・・

結論:この間取り、難しい。でもハマれば快適

先に結論を言います。

横長リビングは
・レイアウトが限定される
・自由に家具を置けない

正直、難しいです。

コーディネーター泣かせ、です(笑)

でも、
間取りの意図を理解してハマれば、かなり快適

この間取りは基本的に、

「正面を向いて、窓の外を楽しんで暮らす」

そのために設計されています。

バルコニー側に
大きな窓が2つ並んでいるのも、
景色を主役にするため。

問題は、
「でもテレビは見たいよね」
ここなんです。

窓前TVでも、あまり問題にならないのは


・昼間はほとんどテレビを見ない
・夜だけ視聴する暮らし方
・レース+遮光など、カーテン調整ができている
・景色より「テレビ優先」と割り切っている


こうした条件がそろっている場合です。

ただし、日中もTVを見る暮らしでは話が少し変わります。

横長リビングでテレビを正面に置く3つのデメリット

① 逆光で、目がとにかく疲れる

窓の前にテレビを置くと、
どうしても逆光になります。

昼間は特に
画面が白っぽくなり、
無意識に目が疲れる。

長く住む家としては、
これは結構ストレスです。

② カーテン×テレビ=埃が溜まりやすい

掃き出し窓の場合、

カーテンとテレビの間。
このあたりは、静電気が起きやすい場所です。

その結果、
どうしても埃が溜まりやすくなります。

掃除がしにくかったり、
見た目がすっきりしなかったり。

衛生的に暮らしたい方や、
家の中で過ごす時間が長い方、
清潔感を大切にしたい方ほど、

じわじわと気になってくる
デメリットかもしれません。

③ 窓が「使えない窓」になる

テレビを置くことで、

・窓が開けられない
・換気しにくい
・外とのつながりが断たれる

せっかくの大きな窓が
ただの背景になってしまいます。

これは
横長リビングの設計意図と
真逆の使い方なんですよね。

解決策:景色を見る行動と、テレビを見る行動を分ける

窓の外の開放感を楽しんでいる、というよりも、
実際にはテレビに意識が向いている時間のほうが
多いかもしれません。

そう考えると、
視線は自然と画面に集中していて、
あえてテレビを窓の前に置かなくてもいい、
という見方もできます。

特に今回テーマにしているのは、
掃き出し窓がある横長リビング

外とつながる大切な窓だからこそ、
テレビの置き方は
少し立ち止まって考えてみてもいい場所です。

ここで一度、
考え方を切り替えることをおすすめします。

景色を見る
テレビを見る

この2つを
同じ方向でやろうとしない。

これが、
横長リビングを快適に使う最大のコツです。

正面は「窓と景色のための場所」。

テレビは
・壁面
・側面
・視線を少し振った位置

に置く。

そうすることで、

・逆光を避けられる
・窓がちゃんと使える
・空間に余白が生まれる

結果、
「この間取り、実はかなり快適かも」
に変わっていきます。

A:壁側にTVを寄せるプラン【大人向きレイアウト】

落ち着き・暮らし重視|大人向きのレイアウト

掃き出し窓の正面を空け、
視線と動線に余白を残した配置です。

テレビは窓の正面ではなく壁側へ。
逆光や埃を避け、落ち着いて過ごせる位置に。

ダイニングとリビングの役割を分けることで、
空間全体にメリハリが生まれます。

景色・動線・清潔感。
日常を静かに快適に整えたい
大人の暮らしに向いたレイアウトです。

B:ダイニング側にTVを寄せるプラン【小さいお子様がいるご家庭向き】

子育て世帯向けのレイアウト

左はダイニングテーブルの上にテレビを設置するレイアウトです。

テレビは30インチ前後の
小さめサイズを想定。

日常のニュースや少しの視聴は
この位置でさっと済ませつつ、
壁面はあえて空けておき、
プロジェクターで大画面を楽しむ、
そんな“遊び”を取り入れた提案です。

テレビを主役にしすぎず、
暮らしの中に映像の楽しみを
柔軟に取り入れたい方に向いた配置です。

右はテレビを壁側に寄せ、
リビング中央に広い余白を確保した配置です。

ラグを敷くことで、
転倒時の衝撃を和らげ、
床に座る・寝転ぶ動きにも対応。

ダイニングとソファを寄せることで、
大人の動線をコンパクトにし、
子どもの遊び場を広く取れます。

視線が通りやすく、
家事をしながらでも
子どもの様子を見守りやすいレイアウトです。

正解はない。でもベターはある

暮らしやすいレイアウトに、
たった一つの正解はありません。

同じ間取りでも、
家で過ごす時間の長さや、
家族構成、
何を大切にしたいかによって、
心地よさは大きく変わります。

だからこそ、
「この間取りにはこの配置」と決めつけるより、
自分の思考のクセや暮らし方を知ること
遠回りのようで、いちばん近道だったりします。

花鳥風月診断では、
あなたのタイプから
「どんな空間が無理なく続くのか」
そのヒントをお伝えしています。

間取りに悩んだとき、
家具の配置で迷ったとき。

まずは、
自分の“暮らし方の軸”を
知るところから始めてみてください。

ととのえり

暮らしから逆算するインテリアコーディネーター。 家づくり前に、暮らし方・持ち物・収納・見え方を先に整え、後悔しない住まい選びの判断軸を整理する相談を行ってい...

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