明らかに悪意がある言葉にどう対処するか?
先日、独身の友人から「ひとりで生きていけるお金も仕事もあるのになんで結婚したの?」と言われてモーレツに腹が立ちました。
というか、50代で再婚してからこの言葉を色んな人に20回以上、言われています。なぜ腹が立つかというと、毎回、まともな言葉を打って返せなかった自分に腹が立っていたんです。
そして夫と些細なことでケンカになることもあるから、あぁと落ち込んで自分に追い打ちをかける。そんな時、ティファニーのコピーに助けてもらいました。
ひとりで生きていけるふたりがそれでも一緒にいたいのが夫婦だ
これで返すとみんな黙る。言葉の力ってすごい。人気コピーライターの眞木凖さんの作品で、数年前のものですが色褪せず相変わらず素敵です。
まさに現代の理想の夫婦像を表したキャッチコピー。言葉を味方につけることで強くなれる、生きていきやすくなる最高の武器じゃないでしょうか。
「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと、結婚したいって言われたから」
結婚情報誌「ゼクシィ」のコピー。これも秀逸よね。素晴らしい。次回はこれで攻撃を阻止してみるわ(笑)
&プレミアムの最新号「明日を生きるための言葉。」
今月の『&プレミアム』は特に良い。「明日を生きるための言葉。」生きることにちょっと疲れて元気になりたい方、ぜひ手に取ってみて欲しいです。私は久々に水をもらった観葉植物のように背骨に元気が入りました。
スマホでなんでも済ませられる時代だけど、雑誌じゃないと味わえない、美しい紙面と自分への言葉を降らせる贅沢な時間だと思います。
50を超えて、最近人は言葉の力を原動力に生きているとしみじみ思う。心がささくれた時に助けてくれる言葉と大事に付き合いたい。
ちょっと好きなあの人の言葉や歌の歌詞なんかで、ガチガチになっていた胸の奥のここらへんが柔らかくなる。
人からキツイことを言われてイヤな気持ちになっても、自分を責めないでいい。いちいち深く深く、考えなくていい。誰かの言葉に助けられて救われる単純な私でいい。
言葉の力は本当に偉大です。
特に悪意ある言葉に対処する際には、自分にとって心強い言葉を見つけておくことが大切じゃないかしら。
そして、それを自分の中で反芻し、強さを保つことで、嫌な気持ちから解放されましょ。強く生きるのだ!
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