京都で抹茶と香りに整う一日|一保堂・寺町通・薫玉堂を歩く大人の女子旅
京都で抹茶と香りに整う一日
こんにちは。ととのえりです。
急に京都に行く用事ができました。
だから速攻、決めました。
嬉しい!嬉しすぎる!
そうだ。
今日は抹茶を飲みに行こう。
観光を詰め込むんじゃなくて、
抹茶をチョイスする旅にしよう。
こういう決め方の方が、
絶対、私の旅はうまくいく。
……のに。
最初に、やらかしました。(笑)
見た目に騙された、パフェ
入っちゃったんですよ。
見た目だけは最高に可愛い、
パフェのお店。
だって可愛いんだもん。
でもね・・・
ひとくち食べた瞬間、終わった。
パフェなのに、
アイスがぬるいの!( ゚Д゚)
え。
ぬるいアイスって、何?
トッピングも、
なにこれ、やすって感じの味。
見た目だけは、
勝ち誇ってるのに。
口の中が、
全然ついてきてない。
ごめん・・・もうね。
味が耐えられなかった。
かわいい顔して、
中身がスカスカの
チャラいイケメンに騙されたって
感じっす。(笑)
そこで猛反省してすぐ移動!
私は何をしに京都へ。
大人のオンナが一番しちゃダメでしょ(笑)
そう。
やっぱり抹茶。
甘いだけとか、
映えだけとか、
そういうのじゃなくて。
ちゃんと整う抹茶を、
味わないとダメ。
ということで、一保堂へ向かいました。

一保堂へ向かう
タクシーで急いで向かうこと15分。
2時近かったせいか、
そんなに待たずに入れました。
これだけで、
今日はヨシな気がしました。
さすが一保堂。
新生、素敵な店内です。
大きな茶窯が、
どんっとお迎えしてくれる。
これだけでも、わくわく。
来てよかった。
さっきのぬるいアイス、
ここで成仏しましたわ。




京極の昔。ふわっと京都が立ち上がる
いただいたのは、
京都限定の薄茶。
京極の昔。
飲んだ瞬間、わかったよー!
まず、香り。
抹茶の香りが、
ふわっと立つの。
この、ふわっとが、
鼻に抜けていく感じ。
その瞬間、
京都の景色が
ばーっと走馬灯みたいに来る。
緑・・・
空気・・・
石畳の気配・・・
私はこの一瞬を、
京都の緑だと思いました。
これがあるだけで、
もう京都に来た意味がある。
それと温度ね。
熱すぎない。
ぬるすぎない。
飲みやすいのに、
ちゃんと抹茶が立ってる。
そして泡。
細かい泡が
ふくっと柔らかい。
ああ。
こういうことなんだな。
私はお茶のこと、
ぜんぜん分からない。
でも、
分からないなりに分かる。
この「体で分かる」感じ。
これが、整うってこと。


お菓子は3種類。私は求肥にした
お菓子は3種類から選べます。
私はこれにしました。
求肥のお菓子。
しっとりしてて、
甘みもちょうどいい。
抹茶の邪魔をしないのに、
ちゃんと嬉しい。
主役は抹茶。
でも脇役が上手い。
こういう関係性、素敵です。
そしてカフェの店内も素敵。
グリーンのタイルとモダンな空間が最高!


家で抹茶をたてる私のモヤモヤ
実は最近、私も家で
抹茶をたてていただくようになったのですが。
これで合っているのかな。
って思うことが多いんです。
YouTube見ながら、
見よう見まねで(笑)。
どれが本当なのか。
何が本物なのか。
お稽古に行け、って話ですよね。
でも敷居が高すぎるし、
時間がなさすぎて通える気がしない。
はい、ダメなやつです。(笑)
だから今回は、
そーっと本物を確かめたい。
そんな気持ちもありました。
そして一保堂で、
香りがふわっと立った瞬間。
ああ、これか。
って思った。
私が家で迷ってたのは、
手順よりも、
この一瞬の立ち上がりだったのかも。
これはお稽古積まないと無理ですね。
そう思えたのが、
今日のいちばんの収穫です。



お茶で整ったら散歩。寺町通が最高
さあ、もうお茶ですっかり整ったところで、
お散歩です。
一保堂の通り。
寺町通。
ここ、本当にすごい良かった。
小さいお店が
ぽつんぽつんと軒を連ねていて。
京都を散策するって、
こういう感じかなって思ったの。
正直ね。
夜、商店街に行ったんだけど。
ごめん。
あんなにぐっちゃり混んでるとこ、
私、無理だった。
大人の女子は、
こっちのストリートの方が合う。
私はそう思う。
吸い込まれたのはお香のお店
一保堂を出て割とすぐ。
わー。
何この素敵な佇まい。
吸い込まれるように寄ったお店が、
なんとお香のお店でした。
間口が一間半?
二間かな。
細長い店舗。
中は撮影NGなので、
買ったものの写真だけ。
京都六条 薫玉堂。
支店限定で、
6種類のお香をピックアップして
チョイスできるんだって。
へー!面白いです。
祇園の舞妓さん。音羽の滝。寺町。
いろんな香りがあって。
私は店内で焚いていた
祇園の舞妓さんのが
パウダーっぽくて本当にいい香りで。
これ、すごく気に入いりました。
それと、
お店の人おすすめの
音羽の滝。
そしてね。
面白いなと思ったのが、
一番人気はどれですかって聞いたら、
寺町って言うんですよ。
寺町って何ですかって聞いたら、
本店の住所。
町の名前を取った香りなんですって。
そうなんだ、って見てたら。
あれ?
六本木って書いてある。((+_+))
丸の内
横浜って香りもある?
何これ、って聞いたら、
支店のある場所の香りです、だって。
びっくりしちゃった。
六本木って、私の家から
すごい近いんですけど、
どこにあるんですかって聞いたら、
まさかのミッドタウン。
ちょっと勘弁してよ、私。
もう本当にバカね。
無知すぎる!(笑)
それで迷わず、
横浜
寺町
六本木
なんか面白かったです。


京都御苑。赤と黄色。東京の忙しさ
最後に京都御苑の方まで歩いて、
ちょっと中を散策しました。
モミジが真っ赤で素敵。
イチョウも真っ黄色で綺麗。
ほんのひとときだけど、
こういう風に広い公園を
ザクザク気分のまま散歩するなんて
東京じゃしない・・・
なんで東京では
こんなに忙しく暮らしてるんだろう。
良くないなー、あ、だから京都が必要なのか。
ふっと思ったひとときでした。
ライトアップが今日までだったらしいけど、
私はお部屋でゆっくりすることにしました。
今日はもう十分。
欲張らない。
大人の女子旅は詰め込まない
やっぱりね。
大人の女子の旅は
あんまり詰め込みすぎないのがいいと思う。
気持ちを整えに行くんだから。
五感を休めるというか。
私はちょっと最初、
あっちもこっちもって思ったんだけど。
やめてよかった。
結果、
空気を感じるいい一日でした。


香りが私のリセットの中心に
年齢を重ねてきて、私の中で香りって
リセットの中心に来てるんじゃないかなって
思う気がします。
というのも、
私は長いことアレルギー体質だったんです。
鼻がとにかく常にグズグズ。
昔、ダイエットサロンの内装を
プロデュースしたときに、
恵美子先生から教わったのが体質改善でした。
ブログでも紹介している恵美子先生から、
玄米を食べて、
野菜を中心に、っていう食事療法。
10ヶ月くらいかな。
1年弱くらいで、
本当に体質が変わったんです。
長年悩んでたアレルギーと花粉症が、
9割方軽減!
そしたら鼻が通るようになって、
香りがわかるようになった。
これが私にとって、
大きな財産になりました。
香りが解るって・・・素晴らしい。
40代で体が変わるなんて、
思いもしなかった。
そのとき本当に感動して、
嬉しくなった。
そこから香りが楽しくなって、
敏感になっちゃったんだと思う。
だから台湾でも香水を買っちゃったり。(笑)
最近はお香やお抹茶とか。
こういうものに非常にハマっております。
年齢のせいなのかもしれないけど、
こういうものが楽しくてしょうがない。
人生を豊かにしてくれるんじゃないかって、
最近思います。
また京都に行こう!